熱価:#8 (HKS #40 DENSO #24相当)
※純正熱価 DENSO #22 NGK #7 HKS #35
対応車
ジムニー JB23W-7型以降
プラグに要求される性能(着火性)を考えますと、燃焼室に突き出ていた方が優れている(言い換えれば火花位置が燃焼室の中心に近い方が良い)ことになるのですが、逆に突き出ているほど電極が熱を受けやすくなり熱的トラブル(オーバーヒート、プレイグニッション、外側電極の劣化等)の原因になります。
一般的に高性能、高出力エンジンほど燃焼室内温度が高くなりエンジン自体の振動も強くなります。その為、チューニングが進むにつれ発火部の絶縁体や電極が燃焼室にさらされにくい形状のプラグをお薦めします。
以上の事を考慮した上でプラグ選択の手順をご説明致します。
一般的にノーマルプラグに近い形状をしています。マフラー、エアクリーナーの交換等、チューニングの度合いが少ない場合に適しています。また、NA(自然吸気)エンジンでは全域で高出力が期待でき、ターボ車だと低速トルク重視の傾向になります。しかし、チューニングの度合いが進むほどプラグに加わる熱的負荷、振動も大きくなる為、絶縁体(碍子)割れや電極溶解、外側電極の折損等が起き易くなります。
絶縁体を更に引っ込め電極も短く真っ直ぐになっており、特にターボ車で過給圧を上げて行った場合に性能が発揮されます。絶縁体が金具の奥に引っ込んでいる為、更に燃焼ガスにはさらされにくくなります。外側電極も短く軽くなるので、電極の加熱防止効果だけでなく機械的強度が強くなります。一概に、ノーマルエンジンとの出力比からプラグを決めることは出来ませんが、ターボ車で50%以上の出力アップを図る場合は、このタイプがお勧めです。耐久性を重視したり、高過給エンジンでは安全マージンが高く、安心してお使い頂けます。
ある意味では、究極のプラグ形状になります。このタイプで絶縁体割れ、電極溶解が生じるようではプラグ側からの対応は殆ど出来ません。ただ、耐久性や低速時の性能が若干犠牲になる場合があります。